[2020.12.09]
認知症とは?③
・代表的な認知症の疾患
認知症の疾患として、代表的なものは4つあります。認知症の原因として、異常なタンパク質が脳に溜まることや、脳の神経細胞が死ぬことにより発症することが報告されています。なお、遺伝によるケースは稀であると言われており、さらに働き盛りの世代でも発症するおそれもあることから、認知症は誰にでも起こりうる病気と言えます。
・アルツハイマー型認知症
最も多いパターン。記憶障害(もの忘れ)から始まる場合が多く、他の主な症状としては、段取りが立てられない、気候に合った服が選べない、薬の管理ができないなど。
・脳血管性認知症
脳梗塞や脳出血、脳動脈硬化などによって、一部の神経細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、神経細胞が死んだり神経のネットワークが壊れたりする。記憶障害や言語障害などが現れやすく、アルツハイマー型と比べて早いうちから歩行障害も出やすい。
・レビー小体型認知症
幻視や筋肉のこわばり(パーキンソン症状)などを伴う。
・前頭側頭型認知症
会話中に突然立ち去る、万引きをする、同じ行為を繰り返すなど性格変化と社交性の欠如が現れやすい。
(参考リンクを基に一部追記)
参考リンク:政府広報オンライン 暮らしに役立つ情報 「もし、家族や自分が認知症になったら 知っておきたい認知症のキホン」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201308/1.html