冬虫夏草で認知症を予防するなら養蚕イノベーションのバイオコクーン研究所
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[2020.12.09]

認知症とは?④

認知症の症状について 

認知症になると2つの症状が出ると言われています。「中核症状」と「行動・心理症状」の二つの症状です。 中核症状は、脳神経細胞が死んでいくことにより、直接発生する次のような症状で、周囲で起こっている現実を正しく認識できなくなります。行動・心理症状は次のコラムで説明します。 

<中核症状> 

1.記憶障害 
新しいことを記憶できず、ついさっき聞いたことさえ思い出せなくなります。さらに、病気が進行すれば、以前覚えていたはずの記憶も失われていきます。
2.見当識(けんとうしき)障害※ 
まず時間や季節感の感覚が薄れ、その後に迷子になったり遠くに歩いて行こうとしたりするようになります。さらに病気が進行すると、自分の年齢や家族などの生死に関する記憶がなくなります。
※見当識(けんとうしき)・・・現在の年月や時刻、自分がどこにいるかなど基本的な状況を把握すること
3.理解・判断力の障害 
思考スピードが低下して、二つ以上のことが重なると話している相手が誰かわからなくなるなど考え分けることができなくなるほか、些細な変化やいつもと違うできごとで混乱を来す、などの症状が起こりやすくなります。例えば、倹約を心がけながら、必要のない高額商品を購入したり、自動販売機や駅の自動改札・銀行ATMなどの前でまごついたりしてしまうようになります。
4.実行機能障害 
買い物で同じものを購入してしまう、料理を並行して進められないなど、自分で計画を立てられない・予想外の変化にも柔軟に対応できないなど、物事をスムーズに進められなくなります。
5.感情表現の変化
その場の状況がうまく認識できなくなるため、周りの人が予測しない、思いがけない感情の反応を示すようになります。 

(参考リンクを基に一部追記) 

参考リンク:政府広報オンライン 暮らしに役立つ情報 「もし、家族や自分が認知症になったら 知っておきたい認知症のキホン」 

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201308/1.html