[2021.06.16]
岩手大学教育学部附属幼稚園で「おカイコさんを育ててみよう!勉強会」を開催しました
先日、岩手大学教育学部附属幼稚園の年長児44名に「おカイコさんを育ててみよう!勉強会」を開催しました。
普段は石黒主任研究員ですが幼稚園では裕美先生となって、
カイコが卵から成虫になるまで、
カイコが吐くシルクがどのようなものに使われているか、
カイコの上手な育て方を園児たちにお話ししました。
好奇心旺盛な園児たちは卵~成虫までの標本やシルク糸を間近で初めて見てワクワク。
稚蚕(ちさん)から繭がとれるまで園児たちが120頭のカイコを大切にお世話していきます。
初めて見るカイコの卵、稚蚕(ちさん)、サナギ、成虫の標本に興味津々。
桑葉をハサミで細かく切ってカイコにあげます。
あっという間に4齢になったカイコに触れることにも慣れてきて、じっくり観察。
カイコのどこから糸が出てくるのか、
なぜ糸を吐くのか、裕美先生が疑問に答えます。
繭をつくる時だけではなく、桑の葉から落ちないよう自分を守るために糸を吐くカイコ。
稚蚕から体重が10,000倍にも大きく成長するカイコはやがて繭をつくります。
できた繭で何を作るかお楽しみに!
4齢のカイコ「あんなにちっちゃかったのにこんなに大きくなったね」
「かわいい! 触ってみたい・・・でも怖い、噛みつくんじゃない?」
不安そうにしていた園児たちでしたがもう平気です。
自然いっぱいの園庭内にちらほら自生している桑。いつでも桑葉を摘んでカイコにあげられますね。